カスタマーサクセスイネーブルメントツール11選

顧客を成功に導くカスタマーサクセスの業務において、個々の情報管理はとても重要です。また、属人化しやすいカスタマーサクセスの業務をよりスケールさせるためには、個々人のタスク管理に留まらず、チーム全体のタスク管理、さらに誰がどのように仕事をしているのかを可視化していくことも必要です。

本記事では、カスタマーサクセスのタスクや業務管理のための一助となる「カスタマーサクセスイネーブルメントツール」をご紹介します。ツールごとにそれぞれのポイントも記載しておりますので、ぜひご参考になさってください。

イネーブルメントとは?

イネーブルメントを直訳すると、「できるようになる」となります。このことから、イネーブルメントとは、実際の「成果の変化」に向けて「やるべきことを明確化」して「できるようにする」こと、と考えられます。
中でも、営業組織を強化・改善するための取り組みを「セールスイネーブルメント」、同様にカスタマーサクセスの組織や業務を強化・改善するための取り組みを「カスタマーサクセスイネーブルメント」といいます。
カスタマーサクセスイネーブルメントには、大きく4つのポイントがあります。

顧客管理

カスタマーサクセス活動において、顧客情報の管理は重要な要素です。セールステックツールを活用し、カスタマーサクセス活動の可視化や効率化、カスタマーサクセス担当者同士の連携強化をすることが可能になります。
ただしカスタマーサクセスの顧客管理ツールの利用については、運用に課題を持たれていることが多いこともわかっています

社内Wiki

属人化しやすいカスタマーサクセス活動において、社内で情報やナレッジを蓄積し共有する社内Wikiは、業務を効率化させるために重要です。社内Wikiを活用する事で、カスタマーサクセス担当者それぞれが持つ情報・ノウハウを一箇所に集約でき、業務効率化を図ることができます。

ミーティング管理

移動の時間が省けるオンライン商談が主流となっていますが、その分1日にいくつもミーティングが入ることも少なくありません。多くのミーティングを実施するために、ミーティングの管理ツールを活用することをおすすめします。

資料管理

社内で溜まっている有益な情報やノウハウを活用できないのは、資料管理が上手くできていないからかもしれません。資料管理を適切に行うことで、同じ内容の資料を何度も作る手間が省け、カスタマーサクセス業務の効率化に繋がります。

情報伝達

組織や業務の強化のためには、カスタマーサクセスチーム内、他部署、さらには社外顧客との情報共有をそれぞれ密にしていく必要があります。

カスタマーサクセスイネーブルメントツール 11選

【顧客管理】

Salesforce(セールスフォース)

  • 企業サイズを問わず、日本を含む世界15万社以上が使用

  • 拡張性が高く、様々な業界のビジネスにも対応可能

Salesforceは、世界中で使われている顧客管理プラットフォームです。営業活動、問合せ対応、マーケティング活動など、様々な場面・用途において、顧客情報をまとめて管理できます。

【URL】https://www.salesforce.com/jp/products/what-is-salesforce/

Hubspot(ハブスポット)

  • 営業チームの規模が1名でも1,000名でも最大100万件のコンタクトを登録でき、ユーザー数とストレージ容量は無制限

  • マーケティングツール・営業支援ツール・カスタマーサービスツール・CMSツール・オペレーション支援ツールを無料で使えるプランも

Hubspotは、世界120か国以上で15万8,000社以上が利用しているCRMプラットフォームです。

【URL】https://www.hubspot.jp/

kintone(キントーン)

  • 部署別・業種別で、すぐに使えるテンプレートは100種類以上

  • 導入担当者の93%が非IT部門の簡単に始められるシステム

kintoneは、累計20,000社以上・毎月500社以上が導入するサイボウズのクラウドサービスです。表計算ソフトよりも快適に、専門システムより柔軟に、思いついた業務改善をすぐに実行できるのが特徴です。

【URL】https://kintone.cybozu.co.jp/

【社内Wiki】

Notion(ノーション)

  • 50以上のテンプレートが利用できる

  • 個人で利用する場合は無料

Notionは、様々なニーズに適応するワークスペースです。用途に合わせて柔軟なカスタマイズが簡単にできます。

【URL】https://www.notion.so/ja-jp/product

Qast(キャスト)

  • 導入企業は4,000社以上

  • iOS/Androidアプリでも閲覧、投稿可能

Qastは、個人のノウハウを引き出し、組織全体のパフォーマンスを最大化するナレッジ経営クラウドです。業種や職種を問わず、直感的に操作できるシンプルなUIが特徴です。

【URL】https://qast.jp/

NotePM(ノートピーエム)   

  • Word、Excel、PowerPoint、PDFなど、ファイルの中身も全文検索可能

  • Microsoft Teams、Slack、Chatworkなどのツールと連携することも可能

NotePMは、全国7000社以上が登録する社内wikiです。社内FAQはもちろん、入社オンボーディングなどでも活用が可能。

【URL】https://notepm.jp/

Confluence(コンフルエンス)

  • 利用者は75,000以上

  • 3,000以上のMarketplaceアプリでConfluenceをカスタマイズ可能

Confluence は、知識を集めて共同作業するためのリモートでも使いやすいチームのワークスペースです。ベストプラクティスのテンプレートが用意されているため、一から作成する必要がありません。

【URL】https://www.atlassian.com/wac/software/confluence

ミーティング管理

Zoom(ズーム)

  • 最大1,000名のビデオ参加者に対応でき、最大49名のビデオを画面上に表示できる

  • 検索可能な文字起こし機能を使用して、ローカルやクラウドにバーチャル ミーティングをレコーディングできる

Zoomは、Web会議やビデオ会議ができるミーティングツールです。OutlookやGmaiなどのメールlから簡単に直接ミーティングを開始/スケジュールできることも特徴です。

【URL】https://explore.zoom.us/ja/products/meetings/

amptalk(アンプトーク)

  • Zoomと連携し商談を自動で書き起こしAIで会話の内容まで解析

  • SalesforceやSlackに内容を自動で連携することが可能

amptalkは、商談・電話自動書き起こし解析ツールです。商談の中で何のトピックが話されたのか可視化され定量化されるので、担当者の行動変容を効果的に促すことができます。

【URL】https://amptalk.co.jp/

【資料管理】

Google Drive(グーグルドライブ)

  • モバイルやパソコンから、ファイルやフォルダを保存・共有・共同編集できる

  • 個人で利用する場合は無料

Google Driveは、クラウド ストレージです。コンテンツを他のユーザーと簡単に共有できます。

【URL】https://www.google.com/intl/ja_jp/drive/

Box(ボックス)

  •  統合可能なアプリは1,500以上

  • 97,000社が利用している

Boxは、業務の簡素化とコスト削減を可能にするコンテンツクラウドです。簡単にどこからでも必要な情報にアクセスし、誰とでもコラボレーションができる環境が作れます。

【URL】https://www.box.com/ja-jp

【情報伝達】

まとめ

いかがでしたか?カスタマーサクセスイネーブルメントツールの代表ツールを5つのカテゴリに分けて、それぞれの概要や特徴的な機能をご紹介しました。

強いカスタマーサクセスチームを作るため、ツール導入のご検討はいかがでしょうか?ツール導入の際は、無料トライアル期間も活用しながら、自身やチームに合ったツールを検討してみてください。

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